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法科大学院の学生募集停止 西南学院大、来年度から

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法科大学院の学生募集停止 西南学院大、来年度から

 西南学院大(福岡市)は21日、平成31(2019)年度から法科大学院の学生募集を停止すると発表した。全国で最大74校あった法科大学院は、司法試験の合格率低迷に伴って志願者数が減り、廃止や募集停止が続出している。西南学院大でも20年度から定員割れの状態が続いており、存続は困難と判断した。

 文部科学省によると、募集停止を決めたのは計38校となる。31年度以降、九州・沖縄で学生を募集するのは九州大と福岡大(いずれも福岡市)、琉球大(沖縄県西原町)の3校となる。

 西南学院大によると、法科大学院の累積赤字が約20億円に達し、存廃を検討。財政的に厳しく、改善は困難と判断した。在籍する21人が修了するまでは、現在の指導体制を維持する。

 宮崎幹朗法科大学院長は福岡市で記者会見し「法曹志望者が少なく、学生を確保できなかった。残念だが、財政問題など総合的に考えるとやむを得ない」と語った。

 同大学の法科大学院は、制度が始まった16年に開設。これまでに65人が司法試験に合格した。