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「全拉致被害者の帰国を」 曽我さん、日朝会談へ期待感

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「全拉致被害者の帰国を」 曽我さん、日朝会談へ期待感

 北朝鮮による拉致被害者で、佐渡市の曽我ひとみさん(59)が20日、新潟市中央区の新潟グランドホテルで被害者救出を訴える署名活動を行った。曽我さんは報道陣に対し、日朝首脳会談実現への期待感を示す一方、帰国していない母、ミヨシさん(86)を思う苦しい胸の内を語った。曽我さんと報道陣の一問一答は次の通り。

 --米朝首脳会談の感想と、今後の日朝首脳会談への期待は

 「会談が終わって1週間がたった。会談の前は『この機会に明るい光が見えると良いな』と期待していたが『どのくらいのことができるのかな』という心配もあり、とても複雑な気持ちになった。会談で米国のトランプ大統領が拉致問題のことを話してくれて、ありがたく思っている。拉致被害者全員が日本に帰国できるよう心から願っている」

 --曽我さん親子が拉致されて、まもなく40年になる。母のミヨシさんに会えたら何をしてあげたいか

 「40年という長い月日が過ぎてしまった。母に会えない間は本当に悲しくて、言葉で言い表せない。母が佐渡に帰ってきたら、まずは『おかえりなさい。母ちゃん、元気でよく帰ってきたね』と強く抱きしめたい。そして『私が先に帰ってきて、ごめんね』と謝りたい。大好きな物をいっぱい食べてもらい、家でたくさん話をして過ごしたい」

 --新しい知事に花角英世氏が就任した。拉致問題解決に望むことは

 「新潟は横田めぐみさんが拉致された場所で、私や母をはじめ、拉致された人や特定失踪者の方もいる。前に副知事をなさっていたので拉致のこともよくご存じだと思う。これまで以上に、県民に拉致のことを知ってもらうような話をしていただきたい」

 --今後の活動は

 「今までも小学校、中学校を回って、子供たちに拉致問題の話をしてきた。子供たちも真剣に話をきいてくれるので、これから先も活動を続けていきたい。また、全国の一人でも多くの方に、拉致問題について知ってもらうため、いろいろなところで話をしていきたい」