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山梨県研究会、先進バス導入へ初会合 リニア駅路線網に活用

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山梨県研究会、先進バス導入へ初会合 リニア駅路線網に活用

研究会であいさつする座長の佐々木邦明・山梨大大学院教授=12日、県防災新館、松田宗弘撮影) 研究会であいさつする座長の佐々木邦明・山梨大大学院教授=12日、県防災新館、松田宗弘撮影)

 山梨県は12日、自動運転システムや燃料電池バスなどの導入を検討する「先進バス交通技術研究会」の初会合を開いた。新たな交通手段として平成32年以降の実用化を目指し、39年開業予定のリニア新駅と県内各地をつなぐバス路線網にも活用する考えだ。

 研究会には県、国土交通省、甲府市、北杜市や運輸事業者が参加。座長の佐々木邦明・山梨大大学院教授は「自動運転は安全性、利便性が高く、低コスト化の利点がある。バス中心の移動サービスを念頭に議論したい」とあいさつした。

 燃料電池バスや自動運転バスは、中山間地域と駅などの拠点間の短距離移動、観光客が駅などから目的地に向かう「2次交通手段」として導入を目指す。

 先進バスはリニア新駅と甲府駅を結ぶ幹線ルート(国道358号)などアクセス用に導入を検討する。バス車両を優先走行させる信号制御システム、電気バスなども議論する。

 初会合では、交通事業者の委員などが「運転手不足でバス路線の維持が厳しくなっている」と実態を報告し、人手不足の対策としても自動運転の意義が確認された。

 研究会は年内に自動運転システムの実証実験の実施計画を策定。来年度以降の実験を目指す。