産経ニュース

改正災害救助法に村井知事、仙台市一極集中を懸念

地方 地方

記事詳細

更新


改正災害救助法に村井知事、仙台市一極集中を懸念

 政令指定都市の災害対応権限を強化する改正災害救助法の成立について、村井嘉浩知事は11日の定例会見で、全国知事会が出した声明を踏まえ、県と仙台市で話し合う前に、国が設ける都道府県と政令市との検討の場で協議すべきだとの考えを示し、「日本全体に影響を及ぼす問題。全体ですりあわせてから進めた方が賢明」と述べた。

 県が仙台市への権限移譲に慎重な理由として、人も物も金も集まっており「先に災害公営住宅などができれば、政令市への一極集中が加速する流れを作ってしまう」などとした。

 また、宮城県沖地震から12日で40年、岩手・宮城内陸地震から14日で10年を迎えることについて、これらの地震と東日本大震災を経て防災への備えが少しずつできてきたとし、「同じような災害で人命が失われることのないように万全を期したい」と語った。

 気仙沼市内に建設中の防潮堤で、一部が設計ミスで22センチ高く建設されていた問題で、地元の住民団体などが知事あての要望書を出したことについて、改めて陳謝した上で、「安全度が高まった防潮堤を時間と金をかけて工事し直すことはなかなか県民の理解を得られない。工事を進めつつ、ご理解いただける方策を検討するよう指示していく」と従来の考えを繰り返した。