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三重県警が初のインターンシップ 採用試験受験者の減少続き人材確保へ

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三重県警が初のインターンシップ 採用試験受験者の減少続き人材確保へ

 好景気による人手不足を背景に就活学生の「売り手市場」が続くなか、県警は人材確保に躍起だ。昨年度は採用試験の受験者数が過去10年で最少となり、なんとか歯止めを掛けようとしている。今年度は初めて職場体験をする「インターンシップ」を実施するほか、身体基準を撤廃するなどして学生にアピール、門戸を広げている。

 県警の過去10年の採用試験の受験者数は、平成23年度の1004人(競争倍率7倍)をピークに年々減少し、昨年度は528人(同4・8倍)となった。景気の緩やかな回復に伴い、民間企業が採用を増やしていることなどが影響したとみられる。

 そこで県警は、これまで希望者を警察学校に招いて仕事や訓練の内容などを紹介するオープンキャンパスや交番などを回る体験バスツアーを実施。今年度は初めてインターンシップを8月20、21日に企画している。落とし物を届けられたときの対応をしたり無線通信を聞いたりして、より通常業務に近い体験をしてもらう。

 さらに、試験制度も見直し、身長や体重などの身体基準を撤廃したほか、武道や語学などの有資格者には加点制度を導入した。また、ツイッターでさまざまな情報を発信。内容はコンビニ強盗の発生状況から音楽隊の活動状況まで多岐にわたり、「異動や制約が多いのでは?」「警察学校は厳しい?」といった質問にも答えている。

 県警の担当者はこうした取り組みで「より多くの人に仕事の魅力を伝えていきたい」と話している。