産経ニュース

児童助けようとして殉職、小野さつき訓導の企画展、あす映画上映 蔵王

地方 地方

記事詳細

更新


児童助けようとして殉職、小野さつき訓導の企画展、あす映画上映 蔵王

 川でおぼれる児童を助けようと、21歳で亡くなった大正時代の女性教師「小野さつき訓導」をテーマにした企画展が蔵王町ふるさと文化会館で開かれている。7月1日まで。

 小野さつきは大正11(1922)年4月、宮尋常高等小学校(現・蔵王町立宮小学校)に新任の訓導(教諭)として赴任。その年の7月7日に4年生56人を連れて近くの白石川の河原で写生していたところ、水遊びをしていた3人の児童がおぼれた。小野訓導は着衣のまま川に入り2人を救ったが、残る1人とともに亡くなった。

 会場には小野訓導が殉職時に着用していた襦袢(じゅばん)や袴(はかま)などの遺品や出勤簿、村葬の写真パネルなどを展示。熱心に見入っていた同町の旅館の女将、佐藤久美子さん(68)は「子や孫に小野先生のことを伝えなければならないと改めて思いました」と話した。

 小野訓導の殉職をテーマに当時制作された映画の上映会が10日午後2時から、同会館で行われる。

 同町教育委員会生涯学習課(電)0224・33・2018。