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地学オリンピックで「金メダル」狙う 津・高田高3年の河村さん、8月にタイで大会出場

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地学オリンピックで「金メダル」狙う 津・高田高3年の河村さん、8月にタイで大会出場

 世界の高校生らが地学に関する知識を競う「国際地学オリンピック」に日本代表として、初めて県内の生徒が出場する。津市在住の高田高3年、河村菜々子さん。大会は8月8~17日にタイ・カンチャナブリーで開かれ、約30カ国から選び抜かれた約120人が出場する見通し。河村さんは「ぜひ金メダルを取りたい」と猛勉強を続けている。

 「道ばたの小さな石から地球の成り立ちが、宇宙からの電磁波で星の成り立ちが分かる。小さなことから大きな世界が分かるのが地学の魅力です」と話す河村さん。中学生のころから好きだった天文学を通じて、地学オリンピックを知ったという。

 県総合博物館MieMuの大野照文館長による化石学の特別講義や、三重大の高校生向け講義を受講。さらに東大、京大の過去10年分ほどの入試問題にも取り組むほど入れ込んだ。

 高校1年のときには生物学オリンピック予選で優良賞、2年で地理オリンピック予選銅賞を獲得。同高天文学部の鈴木公朗顧問は河村さんを「生物、地理、地学など幅広い教養を身に付けたので、トータルに総合的に考える力が優れている」と評価する。

 そして今年3月、約1900人が参加した地学オリンピック国内予選で日本代表4人のうちの1人に選ばれた。「サポートをしていただいた人たちのおかげ。代表に選ばれたときは、とてもうれしかった」と河村さん。

 世界大会では気象や天文などの筆記試験のほか、野外で岩石や地質の分析などをする実技に取り組む。本番に向け、河村さんを含む日本代表は今後、合宿などでチームワークも磨く予定だ。