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ジャーナリスト・宮武外骨が発行「滑稽新聞」絵はがき紹介 京都市歴史資料館で展示

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ジャーナリスト・宮武外骨が発行「滑稽新聞」絵はがき紹介 京都市歴史資料館で展示

 明治から昭和にかけて活躍したジャーナリスト、宮武外骨(がいこつ)が発行した雑誌「滑稽(こっけい)新聞」の増刊号として人気を集めた絵はがきのスポット展示が、京都市歴史資料館(上京区)で開催されている。19日まで。

 外骨は政治や社会を痛烈に批判し、大日本帝国憲法のパロディーを掲載したことで禁錮刑を受けたこともあった。大阪で再起を期して明治34年に発刊した雑誌「滑稽新聞」が大評判を呼んだ。

 絵はがきは、月2回発行した滑稽新聞の増刷号として、40年5月から「繪葉書(えはがき)世界」の名で2年間にわたり月1回発行。30枚1セットで画集として保存できたほか、はがきとして切り離して使えた。

 作品の中には、当時はまだ無名だった竹久夢二が池の堤にたたずむ女性の後ろ姿を描いた「池塘(ちとう)春草」のほか、糸でつるしたカニを使い賽銭(さいせん)を盗もうとする少年や種痘医などといった、今では考えられないものもある。

 会場には約280点ある館蔵品のうち、分かりやすい内容や著名画家の作品など約19点が並ぶ。同館は「展示品は少ないが、外骨の風刺のきいた絵はがきの世界を楽しんでほしい」と話している。入館無料。月曜日、祝日休館。