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ヒルトンホテル誘致決定 広島市中心部、4年後開業目指す

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ヒルトンホテル誘致決定 広島市中心部、4年後開業目指す

 県などは5日、広島市中区富士見町で進めている国際会議場などを備えたホテルの誘致計画で、運営会社を米ホテル大手ヒルトンに決定したと発表した。ヒルトン進出が実現すれば、中四国地方では初めて。ヒルトンは客室約400室、会議場8つのほか、レストランやジム、プールなども備えるとしている。4年後の2022年の開業を目指す。

 予定地は、移転する広島東署や県女性総合センター「エソール広島」、元歯科医師会館などの跡地約6400平方メートル。徒歩圏内には世界遺産の原爆ドームや原爆資料館のほか、紙屋町、八丁堀などの繁華街もあり、近年急増する外国人観光客の需要も期待できる。

 市によると、平成28年に市内を訪れた外国人観光客は117万6千人(前年比14・3%増)と急増。宿泊客数も約65万6千人と前年より約8万7千人増えており、担当者は「利用する宿泊施設はホテルの割合が圧倒的に高くなっている」と話す。

 こうした背景も踏まえ、県は、今回の予定地に国際会議も開催できる高級ホテル誘致を計画。地銀などでつくる瀬戸内ブランドコーポレーションと特別目的会社(SPC)が公募の手続きを進めていた。

 同社によると、公募手続きは2月に開始。外資系の3ホテルが1次審査を通過した後、2次審査を経てヒルトンに決定した。

 決定の理由について、担当者は「運営計画や収益性などの観点で総合的に判断した」としている。

 湯崎英彦知事は「富裕層の宿泊観光客や国際会議の増加につながり、さらなる投資を呼び込む好循環をつくりだす契機の1つなれば」とコメントした。