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田辺市29年度ふるさと納税、寄付件数23%減 4L梅干し不足影響

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田辺市29年度ふるさと納税、寄付件数23%減 4L梅干し不足影響

 田辺市は5日、平成29年度のふるさと納税の寄付件数が前年度比23%減の7672件、総額は18%減の9307万3594円だったと発表した。26年度から、1万円以上の寄付者に対する返礼品として贈る4Lサイズの白干し梅のたる入り(7キロ入り)が人気だったが、29年度は4Lの梅不足から4キロ入りに減らし、4千たる限定としたことが影響した。30年度は返礼対象を3万円以上の寄付者に絞り、3千たる限定とした。

 同市は特産の南高梅をPRしようと白干し梅のたる入りを返礼品として贈る事業を始めたところ、それまで14~36件だった寄付が急増。28年度は初めて金額ベースで1億円を突破した。

 だが、大粒の4Lの梅干しは確保が難しいため、29年度は4キロ入りの4千たる限定にした。返礼品は特産品セットや熊野牛ロースステーキなど107種類を用意した中、梅干しに人気が集中。昨年7月に4千たるがなくなった後は、寄付は大きく減少した。

 寄付は県外からが7531件で、都道府県別では東京が1663件でトップ。以下、神奈川、大阪、愛知、兵庫と続いた。寄付者が指定した寄付金の活用使途では、最も多かった「指定なし」以外は「世界遺産・熊野古道関連事業」が一番多く、市は熊野古道の森保全事業や熊野の観光地域づくり支援事業などに活用した。

 市たなべ営業室は「他の自治体と寄付を競うのではなく、熊野古道を後世に残すなど市の取り組みに賛同してくれた方々から応援していただければ」と話している。