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小型水素ステーション開発支援 敦賀市、東芝関連会社を補助

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小型水素ステーション開発支援 敦賀市、東芝関連会社を補助

東芝エネルギーシステムズが設置する水素ステーションのイメージ図(敦賀市提供) 東芝エネルギーシステムズが設置する水素ステーションのイメージ図(敦賀市提供)

 敦賀市は、家電大手・東芝の関連会社「東芝エネルギーシステムズ」(川崎市)が敦賀市内に設置する太陽光発電の電気を使う小型水素ステーションの技術開発を支援することを決めた。産業間連携推進事業に採択し、今年度は9930万円を補助。原発依存の産業構造からの脱却を目指す敦賀市は水素関連産業の拠点化に力を入れている。

 太陽光など再生可能エネルギーの電気を使って水素を製造、貯蔵する水素ステーションは化石燃料に比べて二酸化炭素の排出量が抑えられる。

 同市によると、同社が設置する水素ステーションでは充填(じゅうてん)時間が3~5分と短く、燃料電池車へのフル充填が可能。電気自動車への電気供給もできるなど従来の施設に比べて実用性が高い。設置場所は未定だが、同社は今年度に設計などを行い、平成31年度に実証実験を始める計画という。

 同市は美浜町、南越前町と滋賀県内の長浜、米原、高島の3市と広域的な経済圏を築く「ハーモニアスポリス構想」を打ち出しており、水素関連産業の拠点化はその一環。連携推進事業は国の原発関連の補助金を活用し1億円を上限に再エネ、省エネの技術開発を支援する。

 渕上隆信市長は「水素に対する敦賀のイメージが高まり、進出する企業が増えれば研究開発の拠点化につながる」と述べた。