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「植村直己冒険賞」授賞式 無補給単独で南極点踏破の荻田さん「大変な賞、感激」

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「植村直己冒険賞」授賞式 無補給単独で南極点踏破の荻田さん「大変な賞、感激」

中貝宗治市長(右)から植村直己冒険賞の記念メダルを贈られた荻田泰永さん=豊岡市 中貝宗治市長(右)から植村直己冒険賞の記念メダルを贈られた荻田泰永さん=豊岡市

 無補給単独で歩いて南極点到達に日本人で初めて成功し、今年の「植村直己冒険賞」を受賞した冒険家、荻田泰永さん(40)の授賞式が2日、豊岡市の日高文化体育館で行われた。中貝宗治市長から記念メダルを贈られた荻田さんは「大変な賞をいただき、感激しています」と喜びを語った。

 荻田さんは神奈川県出身で北海道在住。過去の受賞者で冒険家の大場満郎さんとの出会いを機に、極地へのチャレンジを始めたという。昨年11月~今年1月、南極大陸のヘラクレス入り江から南極点までの1126キロを物資の補給を途中で受けず1人で踏破した。

 北極点にも同様の条件で2度挑戦しながら途中で断念しており、授賞式で中貝市長は「南極点到達の偉業をたたえ、北極点到達への冒険にエールを送ります」とあいさつ。記念メダルを受け取った荻田さんは、来場者約800人から大きな拍手が送られた。

 続く記念講演で、荻田さんは50日間にわたる単独踏破の模様を自撮りの動画を使って分かりやすく解説。「目標物はないが、太陽の位置や時間で方角を知り、南極点に向かった」などと当時の状況を振り返った。

 授賞式には妻の佐知さん(46)と長男の景人さん(5)、両親も駆けつけ、受賞を喜んでいた。