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ゼロ戦をVRで体験 笠間の筑波海軍航空隊記念館、あすリニューアルオープン

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ゼロ戦をVRで体験 笠間の筑波海軍航空隊記念館、あすリニューアルオープン

3日のリニューアルオープンに向けて準備が進められている筑波海軍航空隊記念館=1日午後、笠間市旭町 3日のリニューアルオープンに向けて準備が進められている筑波海軍航空隊記念館=1日午後、笠間市旭町

 先の大戦の記憶を伝える「筑波海軍航空隊記念館」(笠間市旭町)が、3日にリニューアルオープンする。これまで記念館としてきた旧司令部庁舎は保存のため立ち入りを制限し、隣接する建物を展示施設として整備した。ゼロ戦の操縦の疑似体験ができるVR(仮想現実)動画も新たに導入され、関係者は若い世代が戦争や平和について考えるきっかけになればと期待を込める。

 VR専用ゴーグルを装着すると、視界はゼロ戦のコックピットに早変わり。青空と大海原が広がる中、急降下や旋回などを疑似体験できる。動画は全部で3種類で、来館者は自由に見ることができる。このほか、ゼロ戦の後部胴体や当時の写真、旧日本兵の遺品なども展示されている。

 昭和13年に建てられた旧司令部庁舎は、老朽化のため平成23年に解体の方針が決定していた。しかし、24年に映画「永遠の0」のロケ地となったことで注目を集め、市民有志の働きかけもあり、建物を保存することになった。29年度には国の地方創生拠点整備交付金を活用し、耐震調査や展示施設の整備などを行った。

 同記念館の金沢大介館長は「多くの人に支えてもらって恒久的に保存することが決まった。来場し、歴史を知るきっかけにしてほしい」と話している。(上村茉由)

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