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和歌山・友ケ島でラピュタ×謎解き ブーム乗りスマホゲームのサービス開始

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和歌山・友ケ島でラピュタ×謎解き ブーム乗りスマホゲームのサービス開始

 島内の雰囲気がアニメ「天空の城ラピュタ」の舞台に似ているとされる無人島群「友ケ島」(和歌山市加太(かだ))の各地をスタンプラリー形式で巡り、クイズに答える早さを競うスマートフォン向けゲームがサービスを開始した。ラピュタの“聖地”とされる評判に加え、全国各地で人気の体感型謎解きイベントの需要も取り込み、観光客のさらなる増加を目指す。

 四方を海に囲まれ、緑の映える島内には、旧日本軍のレンガ造りの砲台跡が点在する。友ケ島は廃虚のような独特の雰囲気を味わえると人気だ。市によると、平成18年度には観光客数が1万5854人まで低迷したが、ラピュタの舞台に似ていると話題になってから観光客が急増。29年度は8万6329人を記録した。

 島への唯一の渡し船を運航する「友ケ島汽船」(同市)は人気が下火にならないうちにと今年、さらなる観光の起爆剤として市内のシステム開発会社「フィールドハウス」と手を組み、クイズゲーム「友ケQ(ともがキュー)」を開発。衛星利用測位システム(GPS)を使うことにより、スマホでウエブ上の地図を見ながら島内を巡り、各スポットでクイズに挑戦する。

 ゲームは上級から初級まで「松・竹・梅」の3コースがあり、12~4カ所を巡りながらクイズに答える形式。所要時間は6~2時間程度で、2カ月に1回、参加者の中から全問正解に要した時間の短かった上位3人に旅行券1万円分などが贈られる。

 近年、各観光地などで「リアル謎解きゲーム」と呼ばれる体感型謎解きイベントが人気で、関連市場も急成長。「友ケQ」はクイズを通して島の雰囲気を体感してもらうことに主眼を置くが、謎解き人気にも乗り、観光客増加につなげたい狙いだ。友ケ島汽船の担当者は「多くの人がゲームを楽しみ、SNS(ソーシャル・ネットワーキング・サービス)などで拡散してくれれば」と期待する。