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「バラ栽培の現場知って」 南あわじの農家で摘み取り体験

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「バラ栽培の現場知って」 南あわじの農家で摘み取り体験

バラの摘み取り体験をする園児=南あわじ市北阿万筒井の「淡路島中村バラ園」 バラの摘み取り体験をする園児=南あわじ市北阿万筒井の「淡路島中村バラ園」

 淡路島南部でバラの花を生産している南あわじ市北阿万筒井の「淡路島中村バラ園」が、新たにバラの摘み取り体験を始めた。農家での摘み取り体験は島内初とみられ、同園は「バラ好きが増えるきっかけになれば」と期待している。

 同園は約30年前から、代表の中村博之さん(50)がバラの栽培を開始。約8千平方メートルで年間約40~50万本を出荷している。ただ近年は結婚式などのパーティー需要が減少傾向で価格も低迷。このため全盛期に島内で8軒あったバラ農家は現在、中村バラ園を含めて3軒を残すのみとなっている。

 摘み取り体験はバラの栽培現場を知ってもらい、美しさや魅力を間近に感じてもらおうと計画。ビニールハウスに入り、適切なサイズに成長した花を摘み取る。1人千円で5本まで摘み取ることができる。

 花の持つ本来の色を引き出すため、水耕ではなく土での栽培にこだわる同農園。中村さんによると、水耕に比べ花が長持ちし、つぼみから満開まで長期間楽しめるという。赤や黄、ピンクなど10種類以上の品種をそろえている。

 29日には南あわじ市潮美台の「淡路さゆり幼稚園」の園児8人と保護者らが訪れ、摘み取りを体験。好きな色の花を選んで持ち帰った。参加した年少の浜浦晃三さん(3)は「赤い花がきれいだった。おばあちゃんなどにもプレゼントしたいです」と話していた。

 午前10時~午後4時で不定休。摘み取りは年中できるが、ハウス内が暑くなるため6月中旬までの体験を勧めている。秋以降も行う予定。予約・問い合わせは中村さん(電)090・3054・2975。