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災害時の情報収集迅速化 東北電新潟支店に支援車初導入

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災害時の情報収集迅速化 東北電新潟支店に支援車初導入

 東北電力新潟支店は災害時に作業従事者を支援するネットワークサポートカー「ボレロ」を初めて導入した。平成28年8月に発生した台風10号による災害復旧作業の教訓をもとに開発され、作業環境の整備や情報収集の迅速化を図る。

 同台風の災害復旧作業では、被害地周辺の宿泊施設も被災した上、携帯電話などの通信環境が悪く、作業が難航した。同社は同年12月から開発を開始。作業に当たった従業員らから聞き取り調査を行うなどして、昨年9月に初号車を完成。今月までに東北6県と本県への配置を終えた。既に福島県内の地滑り現場に出動している。

 ボレロはいすゞの「エルフ」を改良。全長約7メートル、幅約2・15メートル。四輪駆動で、定員は3人。車内には、移動発電機の遠隔監視制御端末を搭載でき、衛星電話や無線LAN「Wi-Fi(ワイファイ)」環境も備える。冷蔵庫やトイレ、簡易ベッドもある。車外にはLED(発光ダイオード)投光器や簡易屋根を広げて屋外で会議をすることもできるという。

 同支店は「復旧作業だけでなく、深夜や山間地の作業などに幅広く活用していく」としている。