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楽しくわがまち再認識 2NPO法人のコラボ商品「しまねのかたちパズル」が人気

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楽しくわがまち再認識 2NPO法人のコラボ商品「しまねのかたちパズル」が人気

 島根県の全19市町村をかたどった木製パズルが注目を集めている。“地域デザイン”を手がける雲南市大東町の「くらしアトリエ」が企画と販売を行い、大田市温泉津町の障害者自立支援事業所「どんぐり」が製作。両NPO法人のスキルを組み合わせたコラボ製品は、子供の玩具としてだけでなく、自分のまちを再認識するアイテムとしても存在感を示している。

 くらしアトリエは、「山陰から始まるていねいな暮らし」の情報発信が大きなテーマ。昨年4月に活動拠点「シマシマしまね」を大東に開設し、県内各地の特産物や手仕事の製品などを販売したり、ワークショップを開いたりしている。

 シマシマしまねの開業に際し、ロゴマークなどとして“市町村のカタチ”の製品化を検討した。製作依頼先を探す中でどんぐりを知り、彼らが得意な木製パズルへと発想が進展し、試作品を置いてみたところ好評だったため、「しまねのかたちパズル」として商品化を決めた。

 どんぐりは、平成19年の設立以来、とくに電動糸のこを使った木工製品作りに力を入れており、施設利用者や職員らが、細かな造形を施したパズルや置物などを多数製作。くらしアトリエ側は「『福祉作業所だから』という理由ではなく、持っている技術に驚いて製作をお願いした」とした上で、「結果的に、この依頼が彼らの就労支援につながれば素晴らしい」と話す。

 しまねのかたちパズルは、隠岐諸島の4町村もきっちり作られるなど各市町村の形を忠実に再現しつつ、パズルとして楽しめるよう微妙なデフォルメも交えたデザイン。ヒバの木が使われ、柔らかく温かみが感じられる。1組3千円。

 くらしアトリエでは、このパズルを使ったペイントワークショップをこれまでに3度開催。参加者は年齢を問わず塗装作業に熱中し、自分のまちのカタチを再認識したという。同法人の栂慈子代表理事は「子供向けの玩具としても、各市町村のモチーフとしても活用でき、コンスタントな売れ行き」と話している。