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定年後「自遊時間」を楽しく 船橋のNPO法人が参加呼び掛け 来月2日にフォーラム

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定年後「自遊時間」を楽しく 船橋のNPO法人が参加呼び掛け 来月2日にフォーラム

 定年後の「自遊時間」を楽しく活用することを目指すNPO法人「船橋市時活村」は、地域の仲間作りを進め、ウオーキングや農園など多彩で有意義な活動を続けている。6月2日、船橋市東部公民館(同市前原西)で「卒サラを考えるはずんだフォーラム」を開き、活動内容を紹介する。(塩塚保)

 会社などを定年になるまで地域社会と触れ合う体験が少なかった市民が、仲間との活動の中で新しいライフスタイルを築こうとしている。

 活動の一つ「いち・にい・さんぽ 船橋」が今月3日に行われ、約40人が千葉市若葉区のJR都賀駅前に集合した。世話役の光岡貞雄さん(73)を先頭に加曽利(かそり)貝塚を目指す。

 「船橋を中心に周辺地域の寺社や史跡、公園などを巡っている。事前にコースを下見。安全第一、快適に歩ける道を選んでいます」と光岡さんは語る。

 仲間と語り合いながら、静かな住宅地の歩道を元気よく歩いていく。なごやかな雰囲気だ。新緑の森に入った。小鳥が鳴き、爽やかな風が吹く。

 高橋ひろ子さん(70)は「5年前に入村しました。家にこもっているより、仲間とおしゃべりしながら歩く方が楽しい。健康にもいいですよ」と笑顔で話す。

 加曽利貝塚に到着した。自由に貝塚や博物館などを見学する。亀谷透さん(76)は「加曽利貝塚は知っていたが、こういう機会がないと、なかなか訪れることがない。現役時代から歩くのは好きだった。心地よい汗を流した後、一杯やるのも楽しみです」と笑った。

 この日は約6キロのコースを巡った。懇親会も開かれ、ビールやワインを飲んで盛り上がったという。

 時活村は平成7年に創立された。サロン「おやじの料理」や「自遊農園」、句会「さざん花」「楽碁クラブ」など多彩な活動を行っている。“村民”は船橋市、千葉市、習志野市などから参加している。

 理事の嶋田雅興さん(68)は「定年後の有り余る時間を楽しく過ごしたい。現役時代のことは一切忘れ、肩の力を抜いて地域の仲間作りを」と参加を呼び掛けている。

 フォーラムは午後1時半から。入場無料。時活村は入村料(入会費)1万円、村民税(年会費)5千円。問い合わせは(電)047・402・2414。