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刑務作業の歴史紹介 6月1、2日 科学技術館で全国矯正展

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刑務作業の歴史紹介 6月1、2日 科学技術館で全国矯正展

 全国の刑務所など行われている刑務作業を知ってもらうためのイベント「全国矯正展」が6月1、2の両日、千代田区北の丸公園内の科学技術館で開催される。恒例となっている刑務作業で作られた製品の展示即売会のほか、今回は60回目の記念となることから、刑務作業の過去60年を振り返る展示などの特別企画も準備されている。

 刑務作業は刑事事件を起こして実刑の懲役刑が確定した受刑者が刑務所内で行う作業。受刑者が刑務所に収容されると、適正に合わせて木工や洋裁などの作業をするように指示される。さらに希望すれば高度な技術を身につけられる職業訓練を受けることもできる。

 一般作業では資格を取得することができないが、職業訓練は資格を取得することも可能。例えば、函館少年刑務所では実習船「少年北海丸」を使っての訓練を実施しており、5級海技士や海上特殊無線技士などの資格を取ることができるという。

 矯正展ではこうした刑務作業の60年の歴史が分かるようなパネル展示や、川越少年刑務所で行われている3Dプリンターを使った作業の実演などが行われる。また、豊橋刑務支所で実施されているステンドグラス製作などを体験できる。

 このほか、両日とも100人限定で、来場した子供に刑務官の制服を着てもらい写真を撮影。できあがった写真を缶バッジに加工してプレゼントする。

 刑務作業製品展示即売会には、木工製品や金属製品計415点が出品される。販売の売上金の一部は犯罪被害者支援団体などへの助成金となる。昨年は約3200万円の売り上げがあったという。

 1日は午前10時から、熱心な刑務所への慰問活動を続けて法務省から特別矯正監を委嘱された歌手の杉良太郎さんをはじめ、矯正支援官を委嘱されている俳優の石田純一さん、歌手の大川栄策さんらを招いてのオープニングセレモニーが行われる。入場無料。