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新温泉町・居組漁港で養殖岩ガキ収穫体験 兵庫 

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新温泉町・居組漁港で養殖岩ガキ収穫体験 兵庫 

 新温泉町の浜坂漁協が、居組漁港で養殖岩ガキの収穫体験を行った。岩ガキの養殖は但馬地域では初の試みで、3年かけて“実り”のときを迎えた。参加者は養殖について学び、試食会では夏場が旬の岩ガキの濃厚な味を堪能した。

 同漁協はトリガイや赤貝などの養殖に取り組んだが、事業化は失敗。新たな漁業、観光資源として3年前から県但馬水産事務所などの指導を受け、居組漁港内に岩ガキの養殖場を設置して取り組んできた。

 規模は約300個と少ないが、今年になって出荷できる殻の大きさ(平均約15センチ)となった。収穫体験は26日にあり、西宮市や鳥取市などの家族連れらが参加。小型漁船で約100メートル先の養殖場を見学し、漁協関係者が水深5メートルの海中から連なった岩ガキを船上に引きあげると、「すごい!」と驚きの声を上げた。

 この後、岸壁で岩ガキについた海草や泥などをたわしで洗浄。セリ場の試食会ではグループに分かれ、炭火で岩ガキやサザエ、イカなどを焼いた。食欲をそそる磯の香りと、プリプリした岩ガキに西宮市の司書、森本有紀さんは「おいしい。味が濃厚」とご満悦。

 同漁協の川越一男組合長は「参加者の反応が上々でよかった。岩ガキ養殖は観光とセットで事業化を進めたい」と意欲を見せた。

 収穫体験は6月3日(午前10時半~午後1時)にも開かれる。定員20人。参加費は大人2千円、子供千円。申し込みは浜坂漁協諸寄支所(電)0796・82・1772。