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高さ12メートルの巨大“聖徳太子” 奈良・安堵町かかしアートの新たなシンボルに

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高さ12メートルの巨大“聖徳太子” 奈良・安堵町かかしアートの新たなシンボルに

 かかしを使った町おこしに取り組む安堵町に、高さ約12メートルの巨大な“かかし聖徳太子”が登場した。のどかな田園地帯にすっくとそびえる聖徳太子は、町の新たなシンボルとして注目を集めそうだ。

 巨大かかしが設置されたのは、町立安堵中学校南側の土地。鉄骨と金属マットのまわりに樹脂を吹き付けて作られており、重さは約3トンあるという。

 人口減少に悩む同町では平成28年から、町民有志でつくる「オブジェ『案山子(かかし)』制作展示実行委員会」が、ユニークな“かかしアート”を通じたまちおこしを続けている。町には有名なミレーの名画「落穂拾い」を模した作品など、約200体のかかしが展示され、観光客らの人気を集めている。

 同町には聖徳太子が斑鳩宮と飛鳥を行き来する際に通ったとされる「太子道」があり、同委員会の森中茂会長(67)は、「町のシンボルとして作った。これを機に町を活性化していきたい」と話した。

 赤い衣装は町民の作で、衣替えも計画しているという。夫婦で桜井市からかかしを見にきたという田中かよ子さん(67)は、「想像より大きくて驚いた。いい町おこしになりますね」と見上げていた。