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生子・九尾・今国府・蛇喰?? 難読バス停がトランプに 奈良交通の女性社員開発

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生子・九尾・今国府・蛇喰?? 難読バス停がトランプに 奈良交通の女性社員開発

 「生子(おぶす)」(五條市)、「九尾(つづらお)」(天川村)、「忍辱山(にんにくせん)」(奈良市)-。奈良の地名は難しい。県民でも全ては読めないであろう、この難読な地名が付くバス停名をあえて集めた「バス停トランプ」がこの春、奈良交通(奈良市)から発売された。知識欲を刺激する54枚のカードは、子供から大人まで楽しめるアイテムとして反響を呼んでいる。

 トランプは同社の県内(一部京都府)約2500のバス停から、「今国府(いまご)」(大和郡山市)や「蛇喰(じゃはみ)」(生駒市)など、読みが難しい52の停留所を厳選。残り2枚はユーモアを交え、ジョーカーとして、「ババ」をもじった「馬場」と、「じょうか」という読みが入っている「三条川崎町」を選んだ。

 商品開発の中心となったのは、同社経営戦略室経営企画グループの福井佐也香さん(25)と、小久保麻優さん(23)の若手女性社員。小久保さんが趣味で集めていた、おにぎりやパンの形のトランプから着想を得て、バス停の看板をかたどった丸い形のトランプを思いついた。

 ババ抜きや七並べといった定番の遊び方はもちろん、トランプゲーム「大富豪」では、このトランプだからこそできるオリジナルルールを導入。「菟田野(うたの)」(宇陀市)のウサギなど、動物の漢字が入ったカードが4枚そろうと、カードの勢力が逆転する「動物革命」の完成だ。また、トランプ以外にも、読み方を当てるカルタとしても勉強しながら遊ぶことができる。

 福井さんは、「トランプを通してバスやバス停に興味を持つことで、実際に奈良を訪れてくれたら」と期待を込めた。

 トランプは800円。奈良銘品館JR奈良駅店や、同館webショップ(http://www.narameihinkan.com/)などで購入できる。問い合わせは奈良交通(電)0742・20・3134。