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流木で製作のバイオリン演奏 京都で東日本大震災語り継ぐコンサート

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流木で製作のバイオリン演奏 京都で東日本大震災語り継ぐコンサート

 東日本大震災で生じた流木などで作られたバイオリンの音色を聞き、震災を語り継ぐコンサートが25日、京都市立御所南小学校(中京区)で開かれ、児童らが演奏に聞き入った。

 コンサートは震災翌年の平成24年3月11日からスタートしたプロジェクト「千の音色でつなぐ絆」の一環。弦楽器製作家の中澤宗幸さん(77)が、大地震と津波に耐えた「奇跡の一本松」(岩手県陸前高田市)の枝の一部や流木でバイオリンなど弦楽器を製作したことをきっかけに始まった。

 プロジェクトではプロ、アマ、音楽のジャンルを超え、千人の演奏家が「千の音色」を奏でて思いをつないでいこうと、製作されたバイオリンなどを使ったリレー演奏が国内外で行われている。

 この日は小学5、6年の児童約340人の前で、同校の卒業生でバイオリニストのeRika(エリカ)さんが演奏を披露。震災復興ソング「花は咲く」が演奏されると、児童らはバイオリンの音色に合わせて歌うなどしていた。

 6年の宝関(ほうせき)奏さん(11)は「被災地の流木で作られて、思いが込められているバイオリンの音はすてきだった」と話した。