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麦焼酎かすで発電、再エネ定着目指す 大分

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麦焼酎かすで発電、再エネ定着目指す 大分

 麦焼酎の生産が盛んな大分県で、製造過程で出るかすを燃料としたバイオガス発電に地元企業が乗り出す。かすの処理費用は高額で、メーカーを悩ませているといい、地元の新たな再生エネルギーとして定着させたい考えだ。

 同県宇佐市の「未来電力」が、バイオガスの発電所を建設している。県内を中心とする酒造会社から、蒸留後に残る液体状のかすを回収し、発酵させた際に生じるメタンガスを燃やして発電する。発酵後に残る液体は液肥や堆肥として近くの農家へ提供したり、関連会社が所有するカボス畑で使ったりする計画という。

 7月稼働の予定。年間の発電量は約303万キロワット時で、一般家庭の約840世帯分に相当する。総事業費は8億~10億円で、九州電力に売電し、年間1億2千万円の収入を見込む。

 専務取締役の末宗秀平氏(29)は「メーカーの負担を軽減できるほか、雇用の創出にもつながり、地域貢献度が高い」としている。