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長崎原爆死没者名簿を風通し 17万5796人分

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長崎原爆死没者名簿を風通し 17万5796人分

原爆死没者名簿の「風通し」をする長崎市の職員 原爆死没者名簿の「風通し」をする長崎市の職員

 長崎市は24日、国立長崎原爆死没者追悼平和祈念館で、17万5796人分の原爆死没者名簿を外気にさらし、湿気を除く風通しをした。8月9日の平和祈念式典に先立ち、傷みがないかを確認するため、梅雨入り前に毎年実施している。

 白い手袋をした市職員11人が、原爆投下時刻の午前11時2分に黙祷をささげ、来館者が見守る中、正座して名簿を丁寧にめくった。

 市によると名簿は179冊。昨年の風通し時から3565人分を追加した一方、重複が判明するなどして38人分を削除した。

 長崎市は昭和43年、原爆死没者名簿の作成を始めた。市は今年から基準を緩和し、国が定めた被爆地域の外で原爆に遭った「被爆体験者」も、遺族らから7月末までに申請があれば過去にさかのぼって記載する。

 新規の名簿は式典で、179冊を納めた奉安所に加えられる。