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火の用心アプリで防火対策を 大阪市消防局が公開 気をつけるポイントを動画に

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火の用心アプリで防火対策を 大阪市消防局が公開 気をつけるポイントを動画に

 防火意識を高めてもらおうと、大阪市消防局がスマートフォン用の「火の用心アプリ」をつくり、公開している。火災が起こる状況や気をつけるポイントを出火原因別に2~3分の映像で見ることができ、同局によると、防火対策専用のアプリは珍しいといい、「家族や地域内で防火への意識を高めるために活用してほしい」としている。

 アプリでは、「天ぷら油」や「ストーブ」「コンセント」など、火事になりやすい場面の8つの動画を用意。見たい項目を選ぶと、「コンセントはほこりと湿気が多いと電流が流れて出火する」「天ぷら油の火災は不注意がほとんど」などという音声とともに、どのように出火するかを2~3分ほどの実験動画で確認できる。

 同局によると、平成27~29年の3年間、大阪市内では、火事による死者全員が住宅火災によるものだった。ここ10年間で住宅火災の件数は減少傾向にあるものの、死者数は毎年25人前後でほぼ横ばい。そのため、今回のアプリでは、住宅火災で特に注意が必要な項目に的を絞ったという。

 スマホにインストールするため持ち運びが便利。スマホ操作に慣れない高齢者が若い家族から映像をみせてもらうなど、家族ぐるみで防火への意識を高める効果も期待しているという。

 「Google Play」と「App Store」では防火を目的としたアプリがなかったことから、同局は「全国初の火の用心アプリではないか」としている。リアルタイムでの火災情報などには対応していない。インストールは無料。

 アプリを作製した同局予防課は「スマホにインストールして、いつでもどこでも防火の意識を高めてほしい」と呼びかけている。