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不審者対応、児童が体験 新潟の女児殺害教訓、37人訓練 静岡

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不審者対応、児童が体験 新潟の女児殺害教訓、37人訓練 静岡

 静岡南署は22日、児童が不審者から身を守るための体験型訓練を静岡市駿河区の市立久能小学校で実施した。同署が毎年この時期に実施しているもので、同校の全校児童37人が下校中などに不審者に遭遇した場合の逃げ方を学んだ。

 訓練に先立って同署生活安全課の中村佑馬係長が、今月7日に発生した新潟市の小2女児殺害遺棄事件では、女児は下校中に1人になったときにさらわれたことを紹介。「最初は何人もいるかもしれないが、最後は1人になる。そのときの対応を学んでほしい」と児童に呼びかけた。

 訓練ではつかまれた腕をどっちに振れば解きやすいかといったことや、ランドセルを背負っているか否かで身軽さが変わることなどを体験しながら学んだ。同校2年の野桜迅さん(7)は「もしも不審者に追いかけられたらどうしようと心配だったが、いろいろ教えてもらえたので安心した」と話した。

 同校の鈴木健一校長によると、新潟市の事件以降、児童や保護者の間で不審者対応への関心が高まっているという。

 県内では18歳以下の子供に対する不審者事案がここ5年間で1・4倍に急増。声かけ、わいせつ、つきまといの事案が多数を占めており、一歩間違えば重大な事件にまで発展しかねない。鈴木校長は「とっさに行動できることが大事。いざというときに役立てば」と述べた。