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震災の記憶や教訓を後世に 旭に津波避難の築山完成

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震災の記憶や教訓を後世に 旭に津波避難の築山完成

津波緊急避難場所として完成したばかりの築山を登る近くの保育園児ら=22日、旭市椎名内(城之内和義撮影) 津波緊急避難場所として完成したばかりの築山を登る近くの保育園児ら=22日、旭市椎名内(城之内和義撮影)

 東日本大震災で県内最大の津波被害を受けた旭市に22日、築山形式の避難施設「日の出山公園」が完成した。地元住民や近くの小学生、保育園児らが竣工式に参加して頂上部まで登り万が一の避難の時に備えた。

 避難施設は海岸から約1キロ内陸の市立日の出保育所(同市椎名内)西側に市が整備。海抜13メートルの頂上部(530平方メートル)に約500人が避難できる。総事業費は2億8500万円。

 7年前の東日本大震災で同市は高さ最大7・6メートルの津波に襲われた。築山を整備した矢指地区も津波で全半壊した家が多かった。

 同地区は周辺に高層の公共施設や高台がないため、津波襲来時の緊急避難場所として築山の建設を平成27年度から3年がかりで進めてきた。震災以降、市は同公園のほか沿岸部に4基の津波避難タワーを整備している。

 この日の竣工式で明智忠直市長は「幾重にも避難場所を用意することは、市民の心に安全と安心を担保することにつながる」とあいさつ。「年々、薄れてくる震災の記憶や教訓を後世に伝えるためにも、この山を地域の守り神として残していきたい」と述べた。

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