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愛媛「坂の上の雲ミュージアム」で特別展 秋山好古の生涯紹介

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愛媛「坂の上の雲ミュージアム」で特別展 秋山好古の生涯紹介

 小説「坂の上の雲」の主人公の1人で松山出身の軍人、秋山好古(1859-1930年)の生涯を紹介する特別展「日本騎兵の父 秋山好古の人生」が松山市の「坂の上の雲ミュージアム」で開かれている。写真や書簡などの資料33点を展示。7月22日まで。

 同展では好古が大正12年に現役を引退し予備役となるにあたり、大正天皇から下賜(かし)された銀製の花瓶や騎兵少将だった明治36年の写真などを初公開している。明治38年に戦場で母、貞の訃報に接し、正岡子規の叔父にあたる加藤拓川に宛てた俳句や、現役引退の際、弟の真之の息子にあて「名誉を脱し、清寒を守る」といった内容の揮毫(きごう)も並ぶ。

 亡くなる前の病床で見舞いの人たちに「いかに微小なことでもお国のためになることをせにゃ、いかんよ」と語っていたと記される葬儀関係資料もあり、質実剛健でありながら温かい心持ちだった好古の人物像にふれることができる。

 東京都から訪れた会社員、佐久本修さん(26)は「学生時代に『坂の上の雲』を読み、興味を持った。好古の生涯を通し、改めて戦争の重みを感じた」と話した。