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僧侶らの行列、バラ園練り歩く 奈良・霊山寺で「薔薇会式」

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僧侶らの行列、バラ園練り歩く 奈良・霊山寺で「薔薇会式」

 奈良市中町の霊山寺(りょうせんじ)で20日、「薔薇会式(ばらえしき)・えと祭り」が営まれた。僧侶らの行列が境内のバラ園を練り歩いた後、本尊・薬師如来坐像に満開の花を供え、人々の健康と幸福を祈った。

 同寺では、シベリア抑留から帰還した先々代住職が「花を美しいと思える平和の大切さを感じてもらいたい」と、昭和32年にバラ園を開園。62年から若い世代にも平和の祈りを伝えようと、薔薇会式を始めた。

 この日は、僧侶とともに干支の面をかぶった十二支被面者や稚児(ちご)、約150本のバラを飾り付けたばら御輿(みこし)などが境内を進み、本堂では「まつぼっくり少年少女合唱団」による奉納コンサートが行われた。

 ひ孫が行列に参加したという奈良市の無職、藤本弘子さん(84)は「(稚児たちが)きれいでかわいかった。毎年、楽しみにしている」と話していた。

 バラ園では200種2千株のバラが次々に満開を迎えており、例年は6月上旬ごろまで見頃が続くという。