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首長へ表敬続々 茨城

 大井川和彦知事は18日、台北駐日経済文化代表処の謝長廷代表(駐日大使に相当)の表敬を受け、観光誘客などについて意見を交わした。また、この日は国際宇宙ステーション(ISS)の滞在が決まった宇宙飛行士の野口聡一氏(53)や、プロフリークライマーとして活躍する野口啓代選手(28)もゆかりのある市の首長を表敬訪問した。

 ■台北駐日代表「水戸の歴史は観光資源」

 謝代表は水戸市内を視察するため県内を訪れ、18日は弘道館などを見学。大井川知事に「台湾の人は(時代劇の)『水戸黄門』を知っている。私も葵の紋を見て、『あっ!』と思った」と笑顔で語り、「台湾の人にもっと水戸の歴史や明治維新を知ってもらえれば、観光資源になる」とアドバイスした。

 台湾から茨城へのツアー客は年々増加している。県によると、平成29年度は2万5249人で、国・地域別で最も多かった。

 大井川知事は、3月に就航した茨城と台北を結ぶチャーター便に言及し、「定期便にしてもらえるよう交渉している。そうなれば北関東から台湾へ行く人も増えるだろう」と相互利益になることを強調した。(上村茉由)

 ■野口聡一飛行士「宇宙につくばの物を」

 野口聡一氏は平成31年終わりごろから約半年間、ISSにフライトエンジニアとして滞在することが決まり、宇宙航空研究開発機構(JAXA)筑波宇宙センターがあるつくば市の五十嵐立青市長を表敬訪問した。

 野口氏は、3度目となる次回フライトに、つくば市に縁がある物を宇宙へ持っていくことを提案。五十嵐市長は「つくばの物を宇宙へ持っていってもらえるということで、ありがたく思っている」と謝意を示し、野口氏は「つくばの物を宇宙に持参し、市民の皆さんの気持ちと一緒に宇宙に飛んでいきたい」と話していた。

 具体的に何を持っていくかは8月ごろまでに決めるという。(篠崎理)

 ■ボルダリング・野口啓代選手、W杯優勝を報告

 龍ケ崎市出身の野口啓代選手は、2020年東京五輪で実施されるスポーツクライミングのワールドカップ(W杯)で、5月に中国で開催されたボルダリングの第4戦で優勝し、W杯通算20勝を挙げた。その結果を報告するため、中山一生市長を表敬訪問した。

 野口選手は第3戦も1位で、「『今年こそは優勝したい』という気持ちでトレーニングに励んだことが結果につながったのかな」と話した。

 中山市長は「W杯で総合優勝し、東京五輪に向けてさらなる高みに上がっていただきたい」と激励。市のマスコットキャラクター「まいりゅう」も祝福し、野口選手にストラップやシャツをプレゼントした。

 野口選手は、東京都八王子市で来月実施される第5戦での優勝がW杯での「一番の目標」といい、記者団に対しては「応援に来てくれる方々の前で良いパフォーマンスをしたい」と意欲を示した。(海老原由紀)