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イサム・ノグチ氏の世界知って 彫刻や舞台美術、照明など80点 香川県立ミュージアムで展示

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イサム・ノグチ氏の世界知って 彫刻や舞台美術、照明など80点 香川県立ミュージアムで展示

 世界的アーティストとして活躍し、戦後は高松市牟礼町に住居とアトリエを構えて制作に打ち込んだイサム・ノグチ氏(1904~88年)芸術の全体像をたどる特別展「20世紀の総合芸術家 イサム・ノグチ-彫刻から身体・庭へ-」が香川県立ミュージアム(同市玉藻町)で開かれている。

 彫刻だけでなく舞台美術や家具デザイン、陶芸、照明などジャンルを超えて作り続けた作品約80点で、ノグチ氏の全体像に迫る。

 高松空港(高松市)にも作品が置かれているように、香川県と深い関係があるノグチ氏の展覧会が県内で開かれるのは12年ぶり。

 会場には、古代の意味の「アーケイック」と題された玄武岩の作品などの彫刻作品をはじめ、中国・北京で水墨画の大家から手ほどきを受けたという、大きな和紙に墨で身体を描いた複数のドローイングや、縄文土器や埴輪(はにわ)を連想させるユーモラスな陶作品、公園や庭のプロジェクトなど、ノグチ氏のジャンルを問わない総合芸術が堪能できる。

 開会式や記念シンポジウムに出席した公益財団法人イサム・ノグチ日本財団の和泉正敏理事長は「ノグチの作品には硬いものと柔らかいもの、重いものと軽いものがあり、魅力は尽きない」としている。同ミュージアムの広報担当者は「香川に関係の深いノグチの世界を一人でも多くの人に味わってほしい」と話している。

 6月3日まで。午前9時~午後5時。毎週金曜日は午後7時半まで。月曜休館。一般千円(高校生以下、65歳以上無料)。担当学芸員やボランティアによるトークなどがある。問い合わせは同ミュージアム(電)087・822・0002。