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熊野古道大辺路ルート21キロ、ストリートビューで紹介 和歌山県西牟婁振興局職員が歩いて撮影

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熊野古道大辺路ルート21キロ、ストリートビューで紹介 和歌山県西牟婁振興局職員が歩いて撮影

 県西牟婁振興局は14日、世界遺産登録地を含む熊野古道大辺路ルート約21キロがインターネット上のグーグル「ストリートビュー」で閲覧できるようになったと発表した。360度見渡せる映像で、道路とその周辺の風景を紹介する取り組み。同振興局は「国内外に影響力があるツールを通じて大辺路の魅力を発信し、来訪者を少しでも増やしたい」と話している。

 大辺路ルートは、現在の田辺市北新町で山側を通る中辺路ルートと分かれ、海岸沿いを通って熊野三山に至る参詣道。総延長は那智勝浦町浜ノ宮までの約120キロで、うち白浜、すさみ、串本、那智勝浦町の10カ所約14・1キロと田辺市の闘鶏(とうけい)神社が世界遺産に登録されている。

 大辺路ルートは、道幅が狭く車での通行もできないことから、ストリートビューでの紹介は困難だった。そこで同振興局が撮影した映像をストリートビューで紹介する「トレッカー・パートナー・プログラム」に申請したところ、許可が降りて360度写すことができる特殊なカメラが送られてきた。今年1月、計6日間をかけて職員3人が大きなカメラを背負って大辺路ルートを歩いて撮影したという。

 撮影場所は上富田町の山王橋(延長約200メートル)と世界遺産に登録されている白浜町の富田坂、仏坂周辺(計約14キロ)、すさみ町の長井坂周辺(約7キロ)の計3カ所。パソコンを使ってカラー映像で熊野古道や周辺の風景を見ることができる。