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「小さな目標を励みに」 北野天満宮で羽生棋聖が講演

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「小さな目標を励みに」 北野天満宮で羽生棋聖が講演

 将棋の永世七冠を達成し、国民栄誉賞を受賞した羽生善治(はぶよしはる)棋聖(47)が12日、北野天満宮(京都市上京区)で「将棋から学んだこと、挑戦する勇気」と題し、将棋に親しむ子供たちに向けて講演した。羽生棋聖は将棋の上達に必要な心構えなどに触れ、「小さな目標を立てたことは大きな励みになった」と目標を持つことの大切さを語った。

 羽生棋聖の経験を通して子供たちにより将棋に親しんでほしいと京都市などが主催。市内の小学生約60人が参加した。

 小学1年生で将棋を始めた羽生棋聖は、「遊びの一つで、プロを目指そうと思わなかった」と当時を振り返った。ルールや駒の並べ方しか知らなかったが、多くの人と対局を続けた結果、数カ月後には勝利することができたという。

 上達の秘訣として「直感で思いついた手を指すことが大事」と明かし、そのためには「自分の指した手をノートに書いた方がいい」とアドバイス。さらに集中力の重要性を強調した。

 将棋について「相手がいて成り立ち、あいさつで始まり礼に終わる」と作法や礼儀の大切さを指摘。「一度、(駒の動かし方などを)覚えてしまえば生涯続けられるし、子供から年配の方まで楽しめるおもしろさがある」と語りかけた。