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守山の翻訳家・劉さん、今関さんの書籍翻訳 「児童文学で日中交流を」

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守山の翻訳家・劉さん、今関さんの書籍翻訳 「児童文学で日中交流を」

 日本の児童文学を中国に紹介しようと、守山市勝部の翻訳家、劉穎(りゅう・えい)さん(46)が同市金森町の児童文学作家、今関信子さん(75)の「小犬の裁判はじめます」(童心社)を中国語に翻訳し10日、同市立図書館(同市吉身)に贈呈した。

 作品は県内の児童養護施設が舞台。子供らが野良犬の世話を始めるが、騒音などで近隣住民とトラブルになったことから飼い主を探すという物語。実話に基づき、創作されたという。昭和62年に発売され、63年度の青少年読書感想文全国コンクールの課題図書に選ばれた。

 劉さんは62年、中国から日本に移住し、企業の企画書の翻訳などを行ってきた。数年前に市の広報誌製作に携わった際、今関さんと知り合い、翻訳が決まった。今回中国語に翻訳された書籍は、4月から中国で出版されている。

 劉さんは「国籍に関係なく感動を与える物語。日中交流のきっかけになるとうれしい」と話した。

 A5判177ページ。同図書館など県内22カ所の図書館で閲覧できる。