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【経済インサイド】北海道・十勝でベンチャー企業の誕生が相次ぐワケ

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【経済インサイド】
北海道・十勝でベンチャー企業の誕生が相次ぐワケ

KOYA.labの「タイニーハウス」。ロフトには天窓があり、星空を眺められる=平成29年4月、北海道本別町 KOYA.labの「タイニーハウス」。ロフトには天窓があり、星空を眺められる=平成29年4月、北海道本別町

 一人で起業する考えだったが、ワークショップを通じて「一人では実現不可能なアイデアと分かった。私と違う視点、意見を聞いているうちにプランが具体化し現実味を帯びてきた。みんなと一緒ならできると感じた」と振り返る。

 今は合同会社設立に向け、認知症高齢者グループホーム経営者ら仲間3人と奔走する。創業時に苦労する資金調達は、帯広信金の提案で、インターネットによる資金調達「クラウドファンディング」を活用する予定。伊藤さんは「要介護の高齢者でも作業中は生き生きとしている。羊をツールに認知症にならない空間を作りたい」と語る。

 TIPを呼びかけた野村総研の齊藤義明氏は「1人では無理でもチームなら化学反応が起きる。今までなかったアイデアに変わるよう促す」と説明する。

 第3期を終えて28件の新事業構想が誕生し、このうち5事業が会社設立にこぎ着けた。世界市場を視野に入れた本格的なビジネスから、スケールより地域の魅力を深掘りするビジネスまで多種多彩だ。

 地方創生に必要なのは人材だが、十勝には「開拓者精神が残っており、自分でビジネスを起こすと考える人が多い」(齊藤氏)という。政府も地方創生の成功例として注目している。(経済本部 松岡健夫) 

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