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内密出産の制度案、熊本市に提出 赤ちゃんポストの慈恵病院

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内密出産の制度案、熊本市に提出 赤ちゃんポストの慈恵病院

 予期せぬ妊娠に悩む女性の支援策として「内密出産」制度の導入を検討している慈恵病院(熊本市)は、蓮田健副院長らが熊本市役所を訪れ、市子ども政策課の担当者と面会し、制度案をまとめた文書を提出した。

 制度案によれば、妊婦は匿名のまま慈恵病院で相談や出産ができる一方で、熊本市の児童相談所に実名や住所などを明かす。市は申告を基に「出自証明書」を作り保管。子は18歳を迎えると証明書の閲覧を申請できる。

 非公開で行われた面会の後、病院側は記者会見で「内密出産は、孤立出産に伴う母子への危険を回避する緊急措置的手段」と強調し、現行法の下でも市と協力して実施できるとの考えを示した。制度案で掲げた出自証明書については「公文書に当たる。管理は民間の病院にはなじまない」と述べた。

 市側は報道陣に「まずは報告内容を確認したい」と述べるにとどめた。

 慈恵病院は、親が育てられない子を匿名でも受け入れる「こうのとりのゆりかご」(赤ちゃんポスト)を平成19年から運営している。