産経ニュース

米子水鳥公園「つばさ池」から水鳥のひな狙うカメ駆除へ

地方 地方

記事詳細

更新


米子水鳥公園「つばさ池」から水鳥のひな狙うカメ駆除へ

 水鳥のひなを狙う外来種のカメ「ミシシッピアカミミガメ」が増加していることから、鳥取県米子市の米子水鳥公園は7日、公園内のつばさ池(広さ17ヘクタール)にカメの捕獲装置1基を設置した。装置はカメを生け捕りできるため、入り込んだ在来種は逃がし、外来種のみを駆除することで生態系の維持を図る試み。

 公園職員2人が、池岸から5・5メートル中央寄りに装置(縦、横とも約1メートル)を取り付けた。甲羅干しするカメの習性を利用しており、水面から誘導板を登ったカメはネットの生簀(いけす)に転落し、捕獲される仕組みになっている。

 公園では平成12年頃からアカミミガメの姿が目立ち、園内で繁殖もしている。ペットとして飼われていたものが、池に放されたらしい。現在、同池に推定で約800匹が生息。アカミミガメは、留鳥の水鳥カイツブリやカルガモの孵化(ふか)したばかりのひなを狙うほか、在来のイシガメなどの生息環境に悪影響を与えている。

 神谷要館長は「アカミミガメは繁殖期に入っており、早く本来の生態系に回復させたい」と話した。