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艶やか太夫魅了 山口・赤間神宮で「先帝祭」

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艶やか太夫魅了 山口・赤間神宮で「先帝祭」

大勢の観客が見守る中、外八文字を披露する五番(傘留)太夫=3日、山口県下関市 大勢の観客が見守る中、外八文字を披露する五番(傘留)太夫=3日、山口県下関市

 壇ノ浦の戦いで入水した安徳天皇や平家一門をしのぶ伝統の祭り「先帝祭」が3日、山口県下関市の赤間神宮であった。太夫らは重さ20~30キロのきらびやかな衣装をまとい、下関市内を練り歩く「上臈(じょうろう)道中」の後、赤間神宮に参る「上臈参拝」を披露した。

 境内には、社殿に通じる真っ赤な「天橋」が設けられ、一番から五番まで5人の太夫が、稚児や女官らを従えて進んだ。足で八の字を描きながら歩く「外八文字」という独特の足さばきを披露すると、詰めかけた観客から拍手とシャッター音が響いた。

 先帝祭は、生き残った平家の女官たちが安徳天皇の命日に参拝したことに由来する。現在は、下関市中心部で武者行列などが行われる「しものせき海峡まつり」(2~4日)のメインイベントとして開催される。昨年に続いて晴れ渡り、境内は大勢の観光客で埋め尽くされた。