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月ケ瀬でく大和茶「一番茶」摘み 春日大社に献上

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月ケ瀬でく大和茶「一番茶」摘み 春日大社に献上

 奈良の特産品「大和茶」が茶摘みのシーズンを迎えつつある。奈良市月ケ瀬の茶畑では、春日大社に献上する一番茶の茶摘みが行われ、県内の茶農家ら約200人が薄緑色に輝く新芽を丁寧に摘み取った。一番茶は5月末まで収穫される。

 大和茶は主に、県北東部に広がる標高200~500メートルの大和高原を産地とする。近畿農政局の統計によると、県内では昨年、荒茶1710トンを生産。4月以降も霜が降りる冷涼な気候のため、一番茶の出荷は例年5月中旬~下旬と全国で最も遅い部類に入る。

 県北部農林振興事務所などによると、今年は寒害で一部の茶が枯れてしまった茶畑もあるが、3月以降は温暖な日が続いたため、成長はおおむね順調という。

 県茶生産青年協議会の軽井清隆会長(43)は「(例年より)生産量は減るかもしれないが、しっかりと育っている。献上茶を摘むと、今年も新茶の季節がやってきたという気持ちになる」と話していた。