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「引き揚げの日」制定を ユネスコ協など舞鶴市に要望へ

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「引き揚げの日」制定を ユネスコ協など舞鶴市に要望へ

 舞鶴の引き揚げの歴史に思いをはせ、平和の尊さを再認識しようと、舞鶴市の各種団体などが「引き揚げの日」の制定を目指し、活動を始めた。7日に同市に要望書を提出する。

 活動を行っているのは、舞鶴ユネスコ協会▽舞鶴商工会議所▽舞鶴自治連・区長連協議会▽海の京都DMO舞鶴観光協会▽舞鶴・引揚語りの会-など。

 舞鶴市は昭和20年から13年間、シベリアや満州などからの引き揚げ者約66万人を受け入れた。今年は引き揚げ終了から60周年で、4月にはユネスコの「世界の記憶(世界記憶遺産)」に登録された資料を所蔵する舞鶴引揚記念館(同市平)は開館30周年を迎えた。

 各団体の代表らは「世界記憶遺産登録の意義や感動を一過性とせず、さらなる歩みを進めることが大切」として、「引き揚げの日」の制定を要望するという。

 「引き揚げの日」は、昭和20年に釜山(韓国)から舞鶴に初めての引き揚げ船が入港した「10月7日」を候補にしている。

 舞鶴ユネスコ協会の高橋秀策さんは「史実と平和の尊さを後世に語り継がないといけない。『引き揚げの日』を制定することで、多くの人が、そのことを強く思うきっかけになれば」と話している。