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「黄金のみちのく」をお弁当で堪能 東大寺展記念し仙台駅で限定発売

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「黄金のみちのく」をお弁当で堪能 東大寺展記念し仙台駅で限定発売

 東北歴史博物館(多賀城市)で開催されている特別展「東大寺と東北-復興を支えた人々の祈り」を記念した弁当がJR仙台駅で期間限定で発売されている。題して「みちのく多賀城『黄金(こがね)の食彩弁当』。同市や近隣の食材を使い、東大寺の大仏に県産の金が使われた歴史的つながりを踏まえ「金」にこだわって、“官民連携”で献立内容を考えたものだ。

 同展は東大寺の寺宝や史料など国宝17点、重要文化財25点を一堂に公開。東大寺の大規模な展覧会は東北では初めてとなる。

 東大寺と県は天平21(749)年に陸奥国小田郡(現在の涌谷町)で金が産出されて、大仏鍍金(ときん)に約12・6キロが献上されて、用いられたという縁がある。

 今回のイベントに絡めて、地元の民間業者らから県産食材の発信をしようと企画が持ち上がり、市は歴史的な側面などについて、アドバイスしたという。

 弁当の中身は(1)多賀城産古代米「しろのむらさき」入りごはん、金ごま(2)涌谷町産「金のいぶき」入りご飯・三陸産昆布つくだ煮(3)鶏肉の甘酒漬け焼き(多賀城産古代米入り甘酒使用)きんぴら2種(4)「金華さば」(石巻産)の海草漬け焼き-など。歴史的な縁にちなんで、「金」をちりばめたような内容となっている。

 県庁で先月、多賀城市の菊地健次郎市長や、食材の生産者ら関係者がそろって試食。村井嘉浩知事は「こういった食とセットで東大寺展を味わってほしい」と語った。

 発売元の日本レストランエンタプライズ仙台支店の鈴木重敏支店長は「震災からの復興を伝えたいと箸袋に感謝という文字を入れた」と話している。

 同展は6月24日まで。弁当は1150円で、6月30日まで、JR仙台駅内の7店舗で販売されている。同社では期間中に1万個の販売を見込んでいる。