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駿府城公園近くに休憩施設、1日オープン “お堀ラン”普及でにぎわい創出

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駿府城公園近くに休憩施設、1日オープン “お堀ラン”普及でにぎわい創出

 「朝、通勤前にランニングしてダイエット」「退勤後に仲間と汗を流しておいしいビールを飲みたい」-。そんな要望に応える休憩施設「駿府城ラン・アンド・リフレッシュステーション(ランステ)」が5月1日、市民ランナーのメッカである静岡市葵区の駿府城公園近くにオープンする。通勤の前後に利用できるよう営業時間を午前7時~午後9時として社会人の利用を促し、皇居ランならぬ“お堀ラン”をさらに普及させる狙いだ。(石原颯)

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 駿府城公園をめぐる堀沿い(1周約1・6キロ)は、復元された櫓(やぐら)や整然と積まれた石垣、四季折々の花々などの眺めが美しい県内屈指のランニングコースとして、市民ランナーの圧倒的な支持を集める。

 その一角に出現した木目調のモダンなデザインが目を引く建物は、おしゃれな喫茶店…ではなく、ランナーのための施設だ。約100平方メートルの平屋には、シャワールームとロッカールームを完備した男女別更衣室と交流スペースが用意され、屋外にはウッドデッキのカフェスペースが広がる。

 ◆仲間とビールも

 交流スペースでは、健康に気を配るランナーにうれしいコールドプレスジュースやスムージーのほか、軽食や地ビールが販売される。カフェスペースに購入したビールを持ち込み、一緒に汗を流した仲間と“ビアガーデン”を楽しむことも可能だ。更衣室は有料(1回300円)だが、その他は無料で利用できる。

 誕生のきっかけは、田辺信宏市長が5年ほど前に、市民ランナーの団体から直接要望されたこと。これを受けて市が、約4900万円をかけて整備した。日常的にスポーツに親しむ機会が少ない働き盛り世代の利用を期待し、「おしゃれにかっこよく見えるように」(担当者)とカフェのようなたたずまいにした。

 ◆市民の健康増進

 駿府城公園では毎年、春の静岡まつり、秋の大道芸ワールドカップと、国内外から多くの観光客が詰めかける大規模イベントが開かれる。田辺市長は「この施設が、市民の健康増進や駿府城公園の活性化につながることを期待している」と力を込めた。

 4日のオープニングイベントでは、プロコーチの金哲彦さんによるランニング教室も行われる。問い合わせは市スポーツ振興課(電)054・221・1283。