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加太の魅力発信、プロジェクトチーム発足 東大や和歌山市など連携、地域活性化策を検討

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加太の魅力発信、プロジェクトチーム発足 東大や和歌山市など連携、地域活性化策を検討

 和歌山市は、加太地区の観光地としての魅力向上や移住、定住促進を図ろうと、地域活性化策を検討するプロジェクトチームを発足した。チームには東京大学生産技術研究所のほか、地元自治会や漁協などでつくる「加太まちづくり株式会社」も参加し、産官学が連携して取り組む“まちづくり”が始動した。

 同研究所には約120の研究室があり、千人以上の研究者らが工学分野の研究を行う日本最大級の大学付属研究所。中でも、川添善行准教授(建設設計学)の研究室は、平成26年度から加太の古民家の活用やワークショップ、空き家の実態調査などを進めてきた。

 また、今夏には加太の古民家をリノベーションし、同研究所の青木佳子特任助教が常駐する駐在型の研究拠点を設置する予定で、青木特任助教は今月中旬から加太に移住し、すでに研究を始めている。

 チームの発足にあたり、尾花正啓市長や青木特任助教ら関係者約30人が加太の活性化について意見を交換し合う会議が開かれた。冒頭で尾花市長は「今後、プロジェクトチームで研究を深め、和歌山市全体のため連携していきたい」とあいさつ。会議では、友ケ島のような観光地や新鮮な魚介類など、新規移住者を呼び込めるだけの資源が多くあるなど加太の持つ強みが紹介された。

 一方で、人口減少や空き家問題、公共下水道の未整備などの課題も挙がり、関係者らは解決策や今後の研究方針などについて話し合いを深めた。

 青木特任助教は「チームの発足で、より地元に根ざした研究ができると思う。和歌山市と東京大学、地元の相乗効果で課題の解決にあたりたい」と話した。