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丹後郷土資料館、元府立高教諭の遺族からの寄付金で古文書など購入 

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丹後郷土資料館、元府立高教諭の遺族からの寄付金で古文書など購入 

 府立丹後郷土資料館(宮津市国分)は、京都市内の元府立高校教諭の遺族から寄付された300万円で購入した古文書など15件を公表した。購入した15件28点のうち6件11点は、28日から5月13日まで同館で開かれる「寄付購入史料展」で展示される。

 購入された「足利義詮(よしあきら)書状」は観応元(1350)年、後の室町幕府2代将軍の足利義詮から現在の宮津市日置に住んでいた小領主、日置小次郎宛の書状で「凶徒」を退治したことを褒めている。明治30年、東京大学史料編纂所が写本を作成して以来、行方がわからなくなっており、約120年ぶりに確認された。

 同館は「中世の文書が新たに出てくることは珍しい。丹後に関係があり、原本であることから購入した」としている。

 寄付金は「古文書購入に使ってもらいたい」との遺志で昨年4月、府に寄付され、同館のほか、府立山城郷土資料館(木津川市)で史料購入にあてられた。

 府立丹後郷土資料館は月曜休館(30日は開館し、5月1日は休館)。