産経ニュース

田辺の堀忠商店が特別純米酒「交」を販売 熊野米100%使用

地方 地方

記事詳細

更新


田辺の堀忠商店が特別純米酒「交」を販売 熊野米100%使用

 紀南地方のブランド米を目指す「熊野米」を100%使って造った特別純米酒「關(せき)の葵 交(こう)」を、田辺市の酒卸会社「堀忠商店」が開発し、同市内などで販売を始めた。

 同社4代目の堀将和専務(33)が「熊野のおいしい米で地域に根ざした酒を造りたい」と2年前、田辺市や白浜町など紀南地方で熊野米を作っている「熊野米プロジェクト」の田上雅人代表(47)に酒造りを打診。和歌山市の酒造会社「世界一統」に依頼し、酒米は一切使わず主食用の熊野米100%で仕上げた。

 名称の「關の葵」は、堀さんの曾祖父が約80年前に同社で商品化し、一時期販売していた酒で、その名を踏襲。「交」は、堀さんが田上さんや世界一統、ブランドづくりに携わったデザイナー集団など多くの人や歴史との「交わり」から名付けたという。

 飲み口はすっきりしたやや辛口で、飲みやすいのが特徴。封を切るとほのかに芳醇な香りが漂う。堀さんは「熊野の清らかさ、田辺のさわやかさを表現した。地域ブランドの酒として根付かせたい。これからも熊野米を使って『交』を造り続けたい」と話している。価格は1・8リットル3480円、720ミリリットル1530円、300ミリリットル730円(いずれも税抜き)。問い合わせは同社(電)0739・22・5050。