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新潟知事選に向け、5月上旬にも確認団体 自民県連、JAなどに要請

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新潟知事選に向け、5月上旬にも確認団体 自民県連、JAなどに要請

 6月10日投開票の日程が有力視される知事選に向け、自民党県連は23日、友好関係にある県医師会と県商工会議所、JA、県建設業協会の4団体代表と新潟市内で会談し、候補予定者を支える確認団体を5月上旬にも立ち上げるよう要請した。同党が前面に立って候補者選びを進めるのは避けて政党色を薄め、各団体を中心とした「県民党」をアピールし、幅広い有権者への浸透を図るのが狙い。今月中に候補者を絞り込みたい考えだ。(市川雄二)

 会合は、新潟市中央区のANAクラウンプラザホテル新潟で非公開で行われた。終了後、自民県連の柄沢正三幹事長は「候補者の選考はわれわれの手を離れる。県民党として、各団体を中心に選考に入ってほしいとお願いした」と報道陣に語った。

 候補者の条件として、県民の信頼を回復できる清新さ▽政党色がなく県政の安定を図ることができる▽県民と一丸となって課題の解決を進められる手腕-の3つを示したという。

 確認団体は、一定の条件の下で選挙運動期間中に街頭演説や選挙カーでの呼び掛け、ポスターの掲示などの活動ができる政治団体。

 自民党が推す候補者として、海上保安庁次長の花角英世氏(59)ら複数の名前が取り沙汰されているものの、柄沢氏は現時点では「まだ(具体名は)言及していない」と述べ、白紙を強調した。

 知事選をめぐって国政野党側は「最大の争点は原発問題だ。『原発ゼロ』に積極的な人を、同じ方向を向く他党と一緒に応援できれば望ましい」(枝野幸男・立憲民主党代表)、「必ず勝利を勝ち取りたい。原発問題を中心に共闘する」(志位和夫・共産党委員長)と、東京電力柏崎刈羽原発(柏崎市、刈羽村)の再稼働問題を争点に連携して臨む構えをみせている。

 この日の会合で自民側は、確認団体が推す候補者の公約について「党本部の意向でしばることはあり得ない。自分の考えを政策としてまとめてほしいと話した」(柄沢氏)という。

 前回の知事選をはじめ、県内の主要選挙では原発の再稼働に慎重な候補が優勢となる状況が続いており、自民側は原発問題の争点化を避けたいのが本音。柄沢氏は「原発問題を争点にいつまでも自公対野党共闘の選挙をやっていたら、県は駄目になる」と強調し、国政野党側を牽制(けんせい)した。