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JR西が桜井・和歌山線全線に来春から新型車両 車載IC改札機も

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JR西が桜井・和歌山線全線に来春から新型車両 車載IC改札機も

 JR西日本は、来春から桜井線(奈良-高田)と和歌山線(王寺-和歌山)の全線と紀勢線の一部に新型車両「227系」(2両編成)を導入すると発表した。車内には車載型のIC改札機を設置。奈良県全域と和歌山線駅で、同社の「ICOCA(イコカ)」など、全国で相互利用可能な交通系ICカードが使えるようになり、利便性の向上が期待される。

 車体デザインはJR大阪環状線の「323系」を踏襲。ボディーはシルバーで、扉の両側壁には奈良と和歌山の自然豊かな風景に合う緑のラインを引いた。

 新型車両は車載型IC改札機のほか、行き先案内を日本語と英語で流す情報表示装置や多機能トイレを完備。車両の異常や運転士の異変を察知して自動的に電車を緊急停止させる最新の装置を設置し、安全性を高めるという。

 車載型ICカード改札機の利用開始を予定している平成32年春までに、同区間で現在運行している105系と117系を227系28本(計56両)と入れ替える。

 ローカル線で新車両を導入するのはめずらしいといい、同社の川井正大阪支社長は「対象エリアはポテンシャルが高く、将来的に価値が高まると思う。新型車両の投入をきっかけに観光誘客に力を入れ、地域を活性化したい」と話した。