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静岡県教委、高校運動部の活動時間は平日3時間 国指針より1時間長く

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静岡県教委、高校運動部の活動時間は平日3時間 国指針より1時間長く

 県教育委員会は19日、県立高校の運動部の活動時間は平日3時間、休日4時間をめどとし、休養日は週2日とするガイドライン(指針)を策定した。スポーツ庁が3月にまとめた国の指針に比べ、活動時間は1日当たり1時間長い。一方で、中学ではスポーツ庁の指針と同じく、「平日2時間、休日3時間、休養日は週2日」としている。

 日本体育協会は「週16時間以上の運動部の活動でけがのリスクが高まる」との調査結果を発表している。県教委はこの数字を根拠に、週休2日とすれば活動時間は週16時間に収まるため、生徒の体力が向上する高校では国指針より1日当たり1時間長い活動を容認した。

 県教委は「指針はあくまでも目安」としており、示された活動時間を超過しても罰則などはない。ただ、「1日6~7時間活動している部活もある。できる限り短時間に合理的で効率的な活動をするよう配慮してほしい」と学校側に要望した。今後、この指針を参考に各市町や各学校が運動部のあり方を検討するため、県指針の本格実施は平成31年度になるという。

 県内では中学生約7万人、高校生約4万5千人が運動部に登録し、教員約1万人が指導に当たっている。県教委は今回の指針策定を前に、公立中学・高校の顧問教諭や生徒、保護者ら約1万5千人を対象に、部活動について初めての大規模な調査を行った。

 それによると、運動部の活動時間の平均は、中学では平日1時間28分、休日が4時間30分。高校では平日2時間20分、休日は4時間12分だった。県の指針より、中学の休日で1時間30分、高校の休日で12分、超過していた。休養日は中学で月平均5・2日(週1・3日)、高校は同6日(同1・5日)で、県指針より少なかった。

 スポーツ庁は、国の指針を参考に、各自治体や学校が実情に応じた運動部の活動方針を公表するよう促している。これを受けて県は、昨年9月から検討委員会を設けて指針の策定作業を進めていた。

 県内では静岡市が2月、市立中学の部活動を週4日とする指針をまとめている。