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「塩釜桜」が開花

 塩釜市の塩釜神社で国の天然記念物「塩釜桜」が開花した。同神社によると、開花は昨年より4日早く、見頃は神社から出発したみこしが市内を練り歩く「花まつり」が開かれる22日ごろという。

 天然記念物の塩釜桜は、花びらが30~50枚も重なるという大輪の花を咲かせる八重桜で、境内には27本ある。17日には薄紅色の花がちらほら顔を出す5分咲き程度だったが、早く咲いた枝垂れ桜などは見頃で、花びら舞う境内を参拝客が花を見上げて歩いていた。

 同神社によると、塩釜桜は平安時代には既に認知されており、江戸時代の井原西鶴や近松門左衛門の作品にもその名が登場するという。昭和15年に天然記念物に指定されたが指定を受けた古木が枯れ34年に解除された。苗木の育成などに努め62年に再び指定された。

 同神社を訪れた多賀城市の元会社員、佐藤仙彦さん(71)は「塩釜桜は大きくてふわふわの花がかわいらしい。見頃になったらまた来たい」と話した。